原田マハさんの『独立記念日』を読みました。
女性たちの独立を題材にした短編集でした。
この小説の面白いところはそれぞれの短編が少しのつながりをもっているところです。
それぞれの登場人物がそれぞれの登場人物に影響を及ぼしています。
自分の知らないところでも自分の影響が及んでいる。
わたしたちが思っているよりぼくらはつながっているということを感じました。
清竜人の「ぼくらはつながってるんだな」が脳内に流れました。
「自由になる」っていうことは、結局「いかに独立するか」ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから。 p311