a_ne_haの日記

読んだ本の感想を書いています。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

強運の持ち主

瀬尾まいこさんの『強運の持ち主』を読みました。占いとはお客さんの背中を押してあげればいいことと理解した。作中で主人公がお客さんに対して言った、「運はあまり良くないから周りの人の運を取り込もう」みたいなセリフがグッときた。最終的には、主人公…

何者

朝井リョウさんの『何者』を読みました。この作品の中で1番印象に残っている言葉は、「想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。他の人間とは違う自分を、誰かに想像してほしくてたまらないのだ」です。自分も他の人間とは違う自分を想像してほしくて…

カラフル

森絵都さんの『カラフル』を読みました。自分がその人に抱いている印象を信じすぎてはだめだと感じました。その人が明日にはどんな風でもそのキャラを寛容な気持ちで受け入れるべきだと思いました。それだけでなく、その人の嫌な部分が見えても、その一点だ…

あと少し、もう少し、

瀬尾まいこさんの『あと少し、もう少し、』を読みました。中学生の駅伝をテーマにした物語でした。その物事を仲間と経験するうちにその人の内面が見えてくるものだと感じました。その人の第一印象があまりよくなくても、関わり続けていれば良い部分が見えて…

夜間飛行

サン=テグジュペリさんの『夜間飛行』を読みました。『星の王子さま』はわかりやすい言葉でわかりやすく書かれていましたが、『夜間飛行』は少し難しかったです精読しなければこの小説の言わんとしていることがわからないと思います。わたしもよくわかりませ…

月山・鳥海山

森敦さんの『月山・鳥海山』を読みました。わたしはいつも流し読みをしておおまかな話の流れを汲むような読み方をします。この小説でもそれをした結果、まったく理解できませんでした。わたしにはまだ文学的な美しさが理解できなかったです。途中からじっく…