a_ne_haの日記

読んだ本の感想を書いています。

去年の冬、君と別れ

中村文則さんの『去年の冬、君と別れ』を読みました。


中村さんの作品はどれも底が深くていつのまにか引き込まれてしまいます。


この作品もそうでした。


復讐心が負のスパイラルをもたらすのだと改めて認識しました。


そして、圧倒的な復讐心を前にすると、自分が巻き込まれるのを恐れて、責任を投げ出してしまうことも気づかされました。


自分がその立場になっても責任を投げ出してしまうのではないかと思います。


それくらいに、復讐心は大きなエネルギーであると思います。


人に憎まれないような行動・言動を心がけたいです。